【葬式費用と相続税の関係】
2024年11月15日
相続税とは、人が亡くなった時に、その人の財産を受け継いだ人に課される税金です。この税金を計算する際、葬式にかかった費用を差し引くことができます。これにより、実質的に支払う相続税が少なくなります。
葬式費用として認められるものには、以下のようなものがあります。
1. 通夜や告別式の費用
2. 火葬や埋葬、納骨の費用
3. お坊さんへのお布施や戒名料
4. 参列者への会葬御礼
5. 遺体や遺骨の運搬費用
6. 葬儀に関連する飲食代
7. 喪主の交通費(タクシー代など)
8. 死亡診断書の費用
一方で、以下のような費用は葬式費用として認められません。
1. 香典返しの費用
2. 墓石や墓地の購入費用
3. 仏壇に飾る本位牌の費用
4. 初七日や四十九日などの法要費用
5. 遺体の解剖費用
葬式費用を相続税の計算に含めるには、領収書や支払いの記録を残しておくことが大切です。これにより、正確に費用を申告することができます。領収書がない場合でも、支払った日付、金額、相手先の名前・住所などをメモに残しておけば、控除の対象となる可能性があります。
相続税の計算は複雑ですが、葬式費用を適切に申告することで、相続人の税負担を軽減できます。ぜひ当サポートセンターにご相談ください。