相続税申告における貸金庫の確認方法と注意点
2025年01月31日
被相続人(亡くなった方)の貸金庫を見つけることは、相続税申告で非常に重要です。なぜなら、貸金庫には現金や貴重品が保管されている可能性が高く、これらは相続財産として申告が必要だからです。
主な確認方法は、ご家族への聞き取りです。貸金庫の鍵やICカード(青森みちのく銀行をはじめ、電子式カードキーシステムになっていることが多いです)が自宅に残っていないか、通帳に貸金庫の料金が引き落とされた記録はないか、よく通っていた銀行はどこかなど、細かく確認します。
貸金庫が見つかったら、中身の確認作業に入ります。この時の注意点は3つです。
1.原則として、相続人全員で立ち会う必要があります。都合が合わない方がいる場合は、委任状が必要です。
2.中身の確認は必ず銀行員の立ち会いのもとで行います。現金や宝石、重要書類など、何が出てくるかわかりませんので、きちんとメモを取り、可能であれば写真も撮っておくと安心です。
3.貸金庫の中身は相続財産として申告が必要です。特に貴金属などは価値の評価に時間がかかることもあるため、相続開始後はなるべく早く調査を始めることをお勧めします。
このように、貸金庫の確認は慎重に、かつ速やかに行うことが大切です。ご不明な点がありましたら、いつでもご相談ください。(TEL.0800-800-3184)